…ここはやっぱりアレしかないッ!
「に、逃げるが勝ちさ!!」
ここはもうAしかない・・・ッ。
私は恐怖の鬼ごっこを耐えしのぐことを決意した。
しかし、すぐに捕まった。 と言うか走り出す前に腕を掴まれて、走り出せなかった。
「い や !命だけは助けて下さいぃぃぃ !!」
「アーン?何言ってんだよ」
「だ、だって…私を殺して金の力で海のもずくにするんでしょ!?ふざけんなよ!
たかがスネ蹴っただけで…私が死ぬんならあほべも死ねぇぇー!!」
私はとにかく混乱した。
それしかできなかった。
「誰があほべだ…しかも海の“もずく”じゃなくて“もくず”だろ?」
「うわぁーんッ助けろ あゆな 、若 !!」
「(聞けよ)…だから殺すなんて言ってねぇだろ?」
今までじたばたと暴れていた夾が止まった。
「え!?嘘?殺さないの??」
「ああ、頼み事があって来ただけだ」
やっと大人しくなった夾に溜息を着き跡部は言った。
「…オマエ、テニス部のマネージャーになんねーか?」