-----------秋川 夾は不思議な女だった。


 俺様に会っても媚びねぇし、かといって照れている訳でもない。

 ちょっと気に入って 「俺様の女にしてやるよ…」 って言ってキスしようとした。

 大抵の女はコレで落ちる。


 この女も同じだと思った。












 -----------が、コイツは違った。











「ギャアアアアア!!変ッ態!!!!」








 と叫んで俺様のスネを蹴った









「ッてぇな…テメェ何すんだよ、あァ?」


「うっさいなッ、アンタがいきなり顔近づけるからでしょ!?」


「だから、俺様の女にしてやるって言っただろ」


「私はイエスなんて言ってませーん」


「ほぅ…俺様からの誘いを断るのか、アーン?」


「あったぼうよ!私は可愛くて一緒にいるだけで癒されるような子がいーの!

 アンタみたいに、自分勝手年齢詐欺が服着て歩いてんのはお断りよ!!」










 なんだコイツ…。

 こんな奴見たことねぇ…この学園で俺様に逆らうなんて。










「はッ、気に入ったぜ…名前は何だ?女」


「人に名前を聞くときは自分から名乗りなさいよ、失礼な男ね…」















 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。











「何よ、その目」









「…お前、俺様を知らないのか?」